50cc~125ccのバイク(原付一種と原付二種)の売り方は、その他のバイクとは少し違います。
50ccから125ccまでのバイクの多くは通勤通学によく使われますから、趣味性が薄く日用品として扱われます。そのため趣味性が高い他のバイクとは売る先も売り方も少し異なってしまうのです。
50cc~125ccの原付バイクを売るなら、原付バイクを得意とする業者を見つけて依頼しなければなりません。
実はバイク買取で有名なバイク王は原付を売るに適した先ではありません。
この記事では具体的な業者名までお教えいたしますので参考にして下さい。
目次
原付バイクの特徴は「買取価格が落ち続ける」こと
大きいバイクには古いバイクの愛好家が多くいるので、古い車両でも高く売れることがあります。
中には発売当時の値段の数倍で取引されている中古車両もあります。
しかし原付バイクの場合には日用品として認識されていることが多く、基本的には年数が経過すればするほど価格は落ちていきます。
原付バイクの中にもNSR 50、モンキー、エイプなどの価格が落ちにくい車両もありますが、これらは例外です。
殆どの車種は時間の経過とともに価格が急降下すると考えて下さい。
原付バイクは見た目が値段を左右する
経過年数と共に原付バイクの価格を大きく左右するのが見た目です。
原付はその他のバイク以上に見た目がとても大事なのです。
特にスクータータイプは、車体のほとんどがプラスチックの外装で覆われているので、キズや汚れが大変目立ちます。
そもそも原付は日用品なので、走りさえすれば外観は関係ないはずなのですが、そのバイクを買う方は決してそうは考えません。
外観が良くないバイクが店頭に並んでいても、見向きもされないのは想像に難くないでしょう。そのためキズが多いバイクは業者でも買取がし難いのです。
このように原付バイクにとって、外観は大変需要なポイントです。
売るにあたっては、簡単な洗車は欠かせません。出来ればキズを目立たなくするワックスがけや簡単なサビ取りなども行いたいところです。
しかし手を入れ過ぎてしまうとかえってダメージを与えてしまうので、そこそこの範囲に止めてください。
バイク王は原付を避けている
バイクを売る先として最も有名なのはバイク王ですが、原付に関してはバイク王は良い売り先ではありません。
実はバイク王は利益率向上の策として、原付などの仕入れを減らしています。その分、利益率が高い大型のバイクの仕入れを強化しているのです。
その結果バイク王の業績は好転し、株主からも良い評価を得ていますので、この方針は今後も継続されます。
このような理由から原付バイクを売る先としてバイク王は適切ではありません。
バイク王がだめでも原付バイクを買い取る大手はいる
最大手のバイク王に依頼出来なくても原付を高く売る方策はあります。
同業でも原付を積極的に買い取っている会社があるのです。
バイクワンと言う会社で、あまり有名ではありませんが、全ての車種をカバーしてますし、故障車や不動車でも買い取るという優良店です。
但し幾ら優良店と言っても、廃棄物にしかならないようなバイクは買取りません。
先ずはバイクワンで予想買取価格をチェックしてみて下さい。
このチェックは名前もアドレスも不要ですから、完全匿名で買取予想額がチェックできます。
予想買取価格チェックの方法
1.バイクワンのホームページを開く
2.この枠で「メーカー」「排気量」「車種」「年式」「走行距離」を選ぶ
車種はメーカーと排気量を選ぶことで選択可能となりますが、同じ車種でも年式などにより細かく分類されています。
どの車種が該当するのか迷ったら、バイクに備え付けられた自賠責保険証書や標識交付証明書を確認すれば正しい車種が分かります。
3.自動査定結果を確認する
このように、買取の見込み額が表示されます。
予想買取価格が確認できたら
価格が確認出来たら、そのままバイクワンに見積もりを依頼しても良いですし、その価格を基に他の買取会社との交渉を行っても結構です。
バイクワンは原付を積極的に査定する業者なので査定の依頼先から外すべきではありませんが、もし変えたいと思うならバイク王に続いて業界二位の【バイクランド】 をお勧めします。
バイクワンとバイクランドの両方に見積もりを依頼し、高い方に売るようにすれば更に良い価格で売れます。
価格が表示されなかったら。
バイクワンの自動査定ではこのように価格が表示されないことがあります。
価格が表示されなくてもガッカリしないでください。
価格が表示されないのはその車種が人気車種ではなく、店頭に並べても売れ難いからです。
しかしそれは大手の原理です。中には不人気者でも買い取ってくれる業者はいます。
そのような業者を自分で探すのは困難なので一括査定を使いましょう。
値が付かない原付の買取先を一括査定で探し出す
バイクワンで買取価格が表示されない車種の場合、出来るだけ多くの査定会社に情報を流さないと買い取ってくれる業者が見つかりません。
そこでお勧めできるのが一括査定最大手の【バイクブロス】です。
バイクブロスは70社の業者を抱えているため、他の一括査定会社よりも買い取れる業者に出会える可能性が高くなります。
売るのを断念して廃棄するなら
一括査定には少々手間がかかりますので、売ることを断念して廃棄したいと思う方もいるでしょう。
そのような場合にはこちらの記事に一度目を通してみて下さい。何らかのヒントになるはずです。
バイクの査定がゼロでも捨てる手間は省ける
もしもバイクが古くて価格が付かないとしても、無料の引き取りを行ってもらえる可能性はあります。
バイクの買取店は仕入れたバイクを転売することで利益を上げていますが、「お金は払えないけどタダだったら引き取ってもいい」という会社はあるのです。
買取ったバイクをそのまま売る場合もありますが、分解して部品として売ったり、廃棄して鉄くずとして売ったりすることも出来るからです。
バイクをタダで引き取ってもらうと収入面でのメリットは無くなりますが、廃棄の手間を取らなくてもいいというメリットは得られます。
その意味でも無料査定を依頼してみる価値はあるのです。