東京モーターショー2019 君はバイクの未来を見たか?!
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昨日最終日を迎えた東京モーターショー2019

話題となったのは、復活を遂げたカワサキ250やクロスカブのお披露目でしたが、最も注目すべきはヤマハでした。
『YAMAHA MW-VISION』はバイクの楽しさを損なうこと無く、安全・快適を実現する、バイクの将来を劇的に変えるバイクでした。

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全く新しいモーターショー『オープンフューチャー』

近年多くの海外メーカーが撤退している東京モーターショー。今年はついにBMWまでもが不参加となりました。
縮小する規模に対する自動車業界の危機感たるや相当のモノで、連日様々なメディアを通じてその魅力をアピールしていました。

ついには真昼間の屋内開催であるにも関わらず、「夜の巷を徘徊する」で宣伝させるというムチャブリを行い、マツコまで動員しています。

そこまでして入場者数の増加を図った今年のモーターサイクルショー。結果として来場者数は100万人に達すると報道されていますが、あなたは行きましたか?

今回のモーターショーは見ておくべきショーでした。

『オープンフューチャー』に乗り切れた会社、乗り切れなかった会社

今回のモーターショーのテーマはオープンフューチャー。

モビリティの領域にとどまらず、生活者にとって本当に価値があり、ワクワクする「くらしの未来」にまでショーの領域を拡張し、未来のモビリティ社会への夢を感じさせる」ことをテーマとして掲げていました。

実際の展示も過去のモーターショーとは明らかに違い、現行車や新型車よりも未来の社会を想像させる展示が多く、車に関心が無い方にも楽しめる内容でした。

一方で参加企業にとっては、自社の将来ビジョンが他社と比較されるという、かなり過酷なショーだったのではないでしょうか?

「未来を具体的に提示できる」ことと「それを実現できるアイデアと技術がある」ことが、今回のショーで成功できるポイントであったように思います。

残念だったホンダとカワサキ

モーターショーの開催前にはカワサキの4気筒250ccと、ホンダのクロスカブ復活が話題となっていましたが、正直なところ、オープンフューチャーというコンセプトとは馴染んでいませんでした。

バイクそのものは魅力的だったのですが、会場全体が未来の姿を提示している中での”復活アピール“はインパクトに欠けていたのです。

バイク乗りとしては、カワサキが展示していたメグロからW800までの歴史や、ホンダのレース参戦60年の歴史的車両の展示は涙モノではあったのですが、会場全体が向いている方向とのギャップを感じたのも事実です。

 

印象的だったスズキの『WAKUスポ』と『KUPO』

スズキもバイクに関しては、あまり力を入れていませんでした。展示はされていましたが、全く目立っていなかったのです。

しかし車に関しては非常に印象的な展示をしていました。

シーンに合わせて、スポーツタイプからセダンタイプに外観、エンジン特性、サスペンションセッティングが変化する「WAKUスポ」や、電動手押し車から車イスに変化する「KUPO(クーポ)」など、日々の生活に「あったらいいな」と思えるものが出されていたのです。

出典:https://www3.nhk.or.jp/news/html/20191029/k10012154751000.html

「WAKUスポ」の後部変形
フロントグリルデザイン、車高、エンジン設定、サスペンション設定も変えられる

https://www.suzuki.co.jp/release/d/2019/1023/

KUPO(クーポ)の変形
買い物カゴなどを載せられる手押し車から、車イスにワンタッチで変化する

さらに素晴らしかったのは、どの車両も「小さな自動車を作ってきたスズキなら実現できる」と思わせるものだったことです。単なるイメージではなく、実際に作ろうとしていることが感じられました。

 

未来を変える! 異次元のバイクを持ってきたヤマハ

バイクメーカーの元気が無かった中、出色の出来栄えだったのがヤマハです。

ヤマハブースには素晴らしい展示が多数あったのですが、その中でも異色の存在感を放っていたのが、コンセプトバイク『YAMAHA MW-VISION』です。

YAMAHA MW-VISION

 

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転びにくいバイクから、転ばないバイクへ

『YAMAHA MW-VISION』はヤマハが近年力を入れている、LMWテクノロジを進化させたコンセプトバイクです。

同じLMWを採用したバイク、NIKENにはすこし無茶感がありましたが、MW-VISIONは「NIKENの開発はMW-VISIONのために行われたのでは?」と思わせるほど魅力的なコンセプトバイクでした。

https://www.yamaha-motor.co.jp/

NIKEN

ここで簡単にLMWのおさらいをします。現在のLMWをもう一段ステップアップさせたのが MW-VISIONだからです。

LMWはLeaning Multi Wheelの頭文字で、リーン(傾斜)して旋回する3輪以上の車両の総称として、ヤマハが特許を持つ技術です。

開発目的は、転ばないバイクを作ることです。

開発が始まったのは1977年、直ぐに量産できるレベルまでの技術水準に達しました。

https://global.yamaha-motor.com/jp/profile/technology/chassis_hulls/004/

実に40年の歴史を持つ技術なのです。

但し収益性の観点から、実際に販売されたのは2014年、開発開始から実に37年が経過していました。

 

『YAMAHA MW-VISION』は転ばない

これまで多くの3輪バイクが発売されていますが、その殆どは”転びにくい”バイクです。転ばないバイクではありません。

ヤマハのトリシティもNIKENも転びにくくはありますが、何もしなければ転びます。

しかしMW-VISIONは本当に転びません。

 

転ばない事で安全性はかなり高くなります。
また、 MW-VISIONはライダーの体がガードされている点も注目すべきでしょう。

快適性は車並み

MW-VISIONは転ばない上に屋根が付いて、ハンドル横のスピーカーから音楽も聴けます。

これには開発コンセプトによるところが大きいでしょう。

デザインのポイントは沢山ありますが、大きなテーマは「インタラクティブコクーン」です。繭(まゆ)で人を包み込むというのが大きなポイントになっており、包み込むことで音と光がよりインタラクティブにマシンと人が一体化するところがポイントです。

YAMAHA MW-VISIONは疾走れる!

安全性と快適さを謳っていますが、私が感動した点は別にありました。

このバイクは間違いなく疾走(はし)れます。

「疾走って面白そう」というのが第一印象だったのです。実車のバンク角と、乗車位置を見た時にそう直感しました。

 

この車体を見た瞬間に、このようなイメージが頭に浮かんだのです。

このような乗り方が出来そうなのに、転ばないバイクなのです。

面白くないはずがありません。

LMWは新たな領域に進む

なぜNIKENやトリシティでは感じれなかった興奮をMW-VISIONには感じたのでしょうか?

その理由はMW-VISIONに使われているLMWが、これまでとは大きく違っているからです。

NIKENとトリシティのLMWは基本的には同じで、このように二本足で成り立っています。

https://global.yamaha-motor.com/jp/profile/technology/chassis_hulls/005/

 

一方でMW-VISIONのステアリングは主軸が一本で、その両方にタイヤが付いています。

https://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/event/tokyo-motorshow-2019/exhibitionmodels/mw-vision/

この仕組みはまだMW-VISIONにしか採用されていないように思います。因みに今回お披露目となったトリシティ300は現在のLMWと同じ形式でした。

https://global.yamaha-motor.com/jp/showroom/event/tokyo-motorshow-2019/exhibitionmodels/tricity300/

トリシティ300

MW-VISIONに用いられている新形式のLMWは軽量化され、リーンの自由度が上がります。それによってバイクの楽しさと安全性が激変するのです。

圧倒的な軽量化がもたらすもの

どんなバイクでも軽い方が操作が楽であることに反対する方はいないでしょう。

しかし現行のLMWスポーツ車、NIKENの車重は263㎏もあるのです。これは二本足という構造上致し方ありません。

https://www.yamaha-motor.co.jp/

主軸が一本で済むMW-VISIONのLMWは現在の仕組みに比べて、圧倒的に軽量化されるでしょう。

普通のバイクは軽すぎるとかえって不安定になるものですが、MW-VISIONは転ばないので、軽さのメリットだけが残ります。

その結果、これまでにない操作性が得られると思えるのです。

バイクをもっと自由に傾けられる

MW-VISIONのLMWをよく見ると、車輪軸と車体軸の傾く角度が違っているのが分かります。

この技術は相当なものです。

つまり、MW-VISIONは車体を深く傾けても、接地力を失わないリーン角をタイヤが独自に維持できるのです。

つまりこの機構があれば、だれでもこのような乗り方が出来るということです。

 

新型LMWの旋回性は異次元のものになるでしょう。

これは相当に楽しめるはずです。まさに異次元のバイクです。

MW-VISIONはバイクの良さを残した全く新しい乗り物?

このような今までにない技術を用いたMW-VISIONの乗り心地はどうなるのでしょう?

車体のイメージからはカンナムスパイダーを連想させますが、スパイダーはあくまでもハンドルで曲がる「自動車」です。

しかしMW-VISIONはハンドルでも体重移動でも曲がれますから、もっと刺激的な乗り心地にになるでしょう。

 

MW-VISIONのデザインを見る限り、高速走行は想定されていないと思えます。強度の点でも課題は多そうです。

しかし、この新型LMWがスポーツ車に用いれるようになれば、革新的なバイクになるでしょう。

そうなるのが心から楽しみです。前輪の安定性を生かせば、誰でも簡単に後輪ドラフトが出来るようにも思えます。早くその走りを体験したいものです。

ヤマハLMWはバイクの将来を、『快適・簡単・楽しく』する

東京モーターショー2019は『オープンフューチャー』というテーマが示すように、近未来の生活を想像できる素晴らしいイベントでした。

しかし一方では「具体的に将来像を描けている企業」と「自社が持つアイデアや技術を具体的な形に落とし込めていない企業」が明確に分かってしまうという、かなりシビアなイベントであったようにも感じます。

そのような中で、ヤマハは具体的な将来像を明確に打ち出していました。

ヤマハのMW-VISIONに採用されている、新式のLMWは今後のバイクを大きく変える可能性を持っています。

MW-VISIONは電動バイクの台頭と安全意識の高まりから、「楽しめるバイク」は減少していくのではないかという不安を払拭して余りあるバイクです。

新式のLMWはこれまでのバイクの楽しさを損なうどころか、高めると同時に安全性と快適性をも向上させる可能性をもった、注目すべき技術です。

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