下町バイク2019 スーパーミニマムチャレンジはどうなっている?
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原付バイクの世界最速を目指すスーパーミニマムチャレンジ(SMC)。

今年(2019年)の開催は8月24日~29日です。いよいよ本番まで2ヶ月を切りました。

本番が近くなるにつけ、その動向が気になります。

一方で、知れる情報は一向に増えません。

少々イラつきながら、あちこちを調べた結果、このイライラは全く持って身勝手だと思い知る結果となったのでした。

目次

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Super Minimum Challenge 開始からもうすぐ一年

私が今回のプロジェクトを日経新聞の記事で知ってから間もなく1年が経ちます。

 

思えば昨年はとにかく情報が少なく、いったいどこで何が行われているのか知ることが本当に難しく、動向を必死に追いかけていました。

しかし今年は昨年に比べれば経過が見えるようになりました。

情報が増えたのはひとえにクラウドファンディングの効果でしょう。

SMCクラウドファンディング開始!

SMCのクラウドファンディングは200万円を目標に、4月下旬から開始されました。

しかし寄付の伸びはお世辞にも順調ではなく、期日終了の6月下旬になっても、目標金額の半分に達していない状況でした。

監督も危機感を募らせ、6/24にこのようなコメントを出しています。

今回のクラウドファウンディングも残りあと4日。苦戦しています。ぜひ応援していただいている皆さんの、さらなる情報拡散よろしくお願いします。皆さんと一緒に、この究極のエンジンでボンネビルを走らせてください。

 

私は「本当に大丈夫? 間に合わないよ?」とやきもきしつつ、この訴えを待っていました。あまりに遅い進捗に監督が何らかの手を打つのを待っていました。

監督にとってクラウドファンディングが重要であり、その成果(=私たちの協力)が重要であるという実感が欲しかったのです。

この監督の訴え以降、監督やSMCののツイッターでクラウドファンディングの訴求頻度が急に上がりました。一部では広告も出していたようです。

寄付額も増え始めました。

しかしその上がり方は大変遅かったのです。私はその原因の一つに情報提供の少なさがあると感じていました。

クラウドファンディングに参加した身であっても、自分から状況を確認して回らないと、今現在何がどうなっているのかが見えてこないのです。これではSMCを知らない方の耳には絶対に届きません。

私は6月下旬の段階では、情報不足に不満を感じていました。この露出の少なさが寄付額の伸び悩みの原因であると思えたからです。

しかし後程この考えを撤回することになるのです。

クラウドファンディング 残り10秒で50万円 ドン!

クラウドファンディングは最終日になっても、目標には到底届いていませんでした。

残り時間5分の時点でもまだ達成率68%。。。

 

いよいよ始まったカウントダウン。

残り10秒でも3,000円アップのみ、状況は好転せず。。。

 

これでは達成率7割すら上回れない、、と諦めたのでした。

ところが終わってみれば、

なんと187万7千円、達成率94%となったのでした。

最後の50万円ご出資の方、有難う御座います。

私が言うべきではないけど、この50万円で記録突破の可能性が上がったことは間違いありません。

私たちが応援するプロジェクトの大きな助けになったのですから、やはりお礼を言いたい。

有難う御座います。

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今年のバイクは船便に間に合ったのか?

昨年の車両は開発着手時期が遅かったために、安価な船便は使えず航空便での輸送となりました。

今年の輸送は船便で行う予定であることが、6月29日のキタガワモータース様のブログで分かります。

組立作業を進めているものの

1歩進むために3歩くらい足踏みが必要な状況で

残り日程が

29日、30日、1日(車体組み立て)
2日(車体組み立て、輸送箱搬入)
3日(車両箱詰め、トラック積み込み、昼過ぎ搬出) と
誠に勝手ながらかなり厳しい状況になってまいりました。

 

クラウドファンディング終了直後の監督の書き込みでも、船便に間に合わない可能性があることが記されていました。

あと1日で船に積み込みのタイムリミット。製作スタッフは夜を徹しての作業となることでしょう。

また、この瞬間も日本各地で最後の追い込みの部品製作が行われています。

明日に間に合わなければ別送。

さらに間に合わなければハンドキャリー。

 

昨年同様に、日程に追われていることが分かります。

果たして間に合ったのか?

心配していたところ、本日(7月5日)にこのような書き込みがありました。

おかげさまで

一昨日ボンネビルレーサー2機をなんとか納めることができました

 

ギリギリ船便輸送となったようです。

SMCに最大限のエールを!

これまでの作業工程の詳細は後日「KITAGAWA MC YasosuKe日記」にアップされるとのことですが、なにせお客様を待たせての作業だったようで、本日の書き込みもこのように締めくくられています。

昨日より通常業務に戻っております
順次作業を進めさせていただき連絡させていただきます
よろしくお願いいたします。
尚、本日5日(金)は陸運支局、市役所などに行きますので
夕方頃まで出たり入ったりしております
ご来店の際はご連絡いただければ助かります。

 

徹夜作業で疲れているはずなのですが、それにも関わらず通常の仕事に戻っているのです。

この書き込みを見て、先日監督が書かれていた内容を思い出しました。

本当に頑張ってくれているのは現場のスタッフの皆さん。

僕はただマシンにまたがっているだけの存在。

彼らがいなければスタートラインに立つことすらできません。

何とかボンネビルにマシンを送り出そう!

少しでも記録に近づける条件を整えよう!

という現場の皆さんの熱い思いと技術に接するたび、

「申し訳ない、すみません…」と、頭を下げるしかない自分がいます。

そんな彼らに最大限のエールをよろしくお願いします!

スタッフの皆さん本当にありがとうございます、多謝!

プライベートで何かに挑むというのはこういう事なのですね。

7月には鈴鹿の8時間耐久レースが行われますが、参加している殆どのチームはプライベーター(個人チーム)です。

鈴鹿8耐だけではなく、世界最高峰のMoto GPでも車のF1でもルマン24時間でも、殆どのチームがプライベーターです。

「その全てのチームがこのような状況を乗り越えて、レースに参加しているのだよ」

今回、そのように教えられた気がします。

 

これまでも知識としては持っていました。

プライベーターは基本的に自己資金と寄付で運営されいていること。

生活の合間を縫って、レースの時間を確保していること。

しかし今回、改めてその現実を身近に感じました。

情報の提供が遅くなったり、頻度が減るのは当然のことです。

 

SMCの皆さま、有難う御座います。

記録に挑む皆様の熱い思いだけでなく、

世の中の多くの「挑戦者」の心意気も私たちに伝わってきています。

これからも最大限のエールを送ります。

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