バイクを1円でも高く売りたい。そのためには手間も強い交渉も辞さない。という方にお勧めのバイク売却方法はズバリ、バイク買取一括査定です。
目次
一括査定はバイク買取業者の購入意欲を高める
バイク買取一括査定を使うと、売りたいバイクの情報が複数のバイク買取業者に一斉に配信されます。
その中から何社かがあなたに直接連絡をしてきますので、その後は個別に価格交渉を行うことになります。
複数のバイク買取業者が一斉に動き出しますので、各業者を競わせてバイクの値段を吊り上げることが出来るのです。但し、やみくもにこの仕組みを用いても良い結果は得られません。しっかりとした準備と戦略が必要です。
必要書類の準備
先ずは必要書類を確認します。
ここで準備する書類は、見積もり依頼時に必要となるだけではなく、バイク買取業者とのやり取りの中でも必要になることがあります。
高額で売るためには、事前準備をしっかりして、業者にスキを見せないことが交渉上有利に働きますので、必要書類は最初に用意して下さい。
1.所有者を確認できる書類
250ccを超えるバイクなら車検証(廃車済みなら自動車検査証返納証明書)
125ccを超えて250cc以下のバイクなら軽自動車届出済証(廃車済みなら軽自動車届出済証返納確認書)
125cc以下のバイクなら標識交付書(廃車済みなら廃車証明書)
2.自賠責保険証
加入中の場合のみ必要
3.売る人の印鑑
認印で良い。但しシャチハタ印は業者に確認が必要
4.売る人の身分証明書
写真入り住基カード/運転免許証/保険証/パスポート のいずれか
5.親権者の同意書
未成年がバイクを売る場合のみ必要
一括査定の申し込み
高値を追求するなら、一括査定サイトを使います。一括査定サイトは登録された情報を提携バイク店に一斉に流します。
提携バイク店は、一括査定サイト運営会社に情報料を払っているため、バイクを買取れないと赤字となります。
それに加え、多くの同業者が一斉に動き出す「早い者勝ち」状態となるので、バイクの実車確認を行う前から買取意欲が旺盛です。
この仕組みと心理をうまく使いましょう。
どの一括査定サイトを使うか
多くある一括査定サイトから、どのサイトを選んだらよいか迷ったら、出来るだけ多くの提携業者を抱えているサイトを選びましょう。多くの業者を抱えている方が、メリットを最大限に享受できる可能性が高くなります。
一括査定サイトの買取についての評判がネットに書き込まれていることが有りますが、全く意味が有りません。一括査定サイトは単なる運営会社であって、実際に買取の対応をするのは、サイトに加盟している提携業者なのです。どの業者から連絡が入るかは人により違いますから、評価もその都度違った会社の評価となってしまいます。
高値を狙うなら、出来るだけ提携業者が多いサイトを選択し、多くの交渉機会を得た方が良いでしょう。
主な一括査定サイトの提携業者数は次の通りです。
バイクブロス 76社
価格.com 16社
モータートレード 11社
査定日は2日後を指定する
一括査定に申し込むと、バイク買取業者からメールや電話が入り始め、実車確認のための日にちを決めたいと言われます。
多くのバイク店は「今日今すぐに」とか「明日にでも」と提案してきますが、査定日は2日以上後を指定しましょう。
この「今日今すぐに」とか「明日にでも」というのは、バイク買取店にとって、競合他社を排除するための苦肉の策なのです。見積もり日が早ければ早いほど、競合他社が入り込むのを防ぐことが出来ます。
しかしバイクを高値で売りたい場合には、出来るだけ多くの会社を競わせる方が良いので、他社が入り込める余裕をわざと作るのです。
この方法で注意すること
一括査定サイトを使う時には、いくつか注意しなければならないことがります。
査定の条件を揃える
査定の条件を揃えなければ、提示された査定額を比べられません。
オプションパーツを取り付けている場合
オプションパーツを取り付けたままで売るのか、外して元通りにしてから売るのか、外したオプションパーツはバイクと一緒に買い取ってもらうのか、或いは別で売るのかなど、どのように売るのかを決めましょう。
オプションパーツの有無が見積もりの度に変わるようでは、せっかく複数の見積もりをとっても、その価格を比べることが出来ません。
後から見積もりを修正してもらうことも出来ますが、部品を直接見ていなければ業者は最低価格しか提示できないでしょう。
査定の段階でどのように売るのかを迷っているならば、そのことを査定員にキチンと伝えて、パターン別の見積もりを行ってもらうなどの工夫が必要です。
日常的に使用している場合
走行距離の変化は、あまり影響しません。但し日常的に使っているうちにバイクに不具合が出たり、大きなキズが付いたりすると査定額に影響が出ます。
そうすると、不具合が起きる前の査定額に意味が無くなってしまいます。このような事態を避けるためにも、査定は一時期に集中して受けるようにしましょう。
複数業者の同時査定を行うなら
査定時に全ての会社を同席させて、オークションを開くことも出来ます。この方法が功を奏すれば、難なく最高価格が導けるでしょう。
しかし一方では業者間の探り合いや「あうんの呼吸」が思わぬ結果を招くこともあります。
例えば、1社が高値を付けられない理由としてバイクの不具合を指摘し、その他の業者がその意見に同調してしまったらどうなるでしょう。
このような事態に陥ると、わずかな不具合が大問題であるように取り扱われて価格が上がり難くなります。
複数業者を同席させる査定方法は、あなたにしっかりとした判断力が無いと、策に溺れる可能性があるので要注意です。