バイクを売るならば、時期を逃さすに高値で買い取ってもらいたいものです。
バイクは季節商品なので、売れ行きに波が有ります。その波を分かっていれば、バイクを売る時期のヒントになります。
バイクを売るなら、バイク業者が少々高く払ってでも買取りたい時期をまず知りましょう。
目次
バイクを売るなら価格が上下する時期を知っておこう
バイクは季節商品です。新生活が始まり、通勤通学の為にバイクが必要となる春先や、バイクに乗っていて気持ちが良い初夏に良く売れます。逆に寒くなってくる時期や冬には売れません。
時期や天候により多少のブレは有りますが、売れ方は概ねこのようになります。
4月から5月にかけて急速に上がり、その後は段々と下落します。
バイクが売れる時期に向けて在庫が増やされる
バイク店はバイクが売れる時期を逃さないために、事前に在庫を増やします。
バイクは場所を取るので、在庫数に自ずと限界がありますから、出来るだけ優良な在庫を短期間に確保する必要があります。
在庫を一気に増やすために、業者専用のオークションからバイクを仕入れることも出来ますが、程度の良い車両の数は限られます。程度の良い車両は自社で売った方が利益が出るため、仕入れた店がオークションに出さないのです。
これらの理由から、バイクが売れる時期の直前は買取意欲が上がり、高値になびきやすくなります。
つまり買取が必要となる台数は、このように変化するのです。
販売台数と似ていますが、ピークの時期が1か月早くなっている点に着目してください。
言うまでもなく、需要が高くなれば買取価格は上がり易くなります。
バイクの価格が突然動くことがある
バイクの価格が、売れる時期だけで決まるなら良いのですが、実はこの原則が崩れることがあります。
「新車の発表」と「生産終了」です。
新車発表は値崩れを引き起こす
殆どの場合、新車が発表されると以前の車種は値崩れを起こします。自動車でもそうですが、バイクでも年式が落ちると買取価格が急に下落します。
新車の開発は、各社とも極秘に進めますので、発表の時期を前もって知ることは出来ません。仮に知れたとしても、バイクの買取会社より早く知ることは無いでしょう。自分が知った時には、買取価格は下落し始めているはずです。新車の発表は秋から冬に多いものの、マイナーな変更は年間を通じて行われています。
生産終了が発表されて値が上がる
ごく一部ですが、生産終了が発表されると価格が高騰するバイクが有ります。次の条件全てを満たしたバイクは価格が上がります。
- 不人気なのではなく、排ガス規制などの外部要因で生産が終了する
- 後継車種の開発が発表されていない(発売ではなく開発です)
- 既に人気車種である
この3つを満たすバイクは買取価格が上がります。仕入れれば直ぐに売れるバイクなので、バイク店も高値で買い取るリスクが取れるのです。
但し、生産終了が発表されてから直ぐに価格が上がるわけではありません。中古の価格が本格的に上がるのは、製造済みの新車の在庫が少なくなってからです。
尚、ファイナルエディション(生産終了による特別仕様車)が出てしまうと、それ以前のモデルは値が上がり難くなるので、その点にも注意が必要です。
バイクを売るに適した時期 あるにはあるが…
如何でしたでしょうか。バイクが高く売れる時期は確かにあります。しかし、その時期は突発的な要因で無意味となりますし、突発的な要因を正確に予測するのは容易ではありません。
バイクの買取価格が上がる時期を見定めるのは、大変高度な技術と言えるでしょう。一方で、月日が過ぎれば買取価格は落ちていくことが多いのです。
よほどの名車でもない限り、時期を見て高値を狙うよりも、早期に売ることで値崩れを避けた方が無難です。
但し、高値の時期を知っておくことは大変重要です。もし自分が売る時期が高値の時期に当たるなら、買取の交渉に強気で望むことが出来ます。時期を知っていなければ、高値のチャンスをみすみす逃すことになりかねません。