バイクを乗り換えたい、買い替えたい理由は様々です。
今のバイクに不満が有る場合はもちろんですが、バイクには満足していても乗り換えたいという思うこともあるでしょう。
理由はどうであれバイクの乗り換えを考えるなら、今のバイクは直ぐに売るのが正解です。
次のバイクを購入する資金が無いことを理由に、売却を迷っている方もいるでしょうが、私からしたら完全にナンセンスです。その理由をご説明します。
目次
バイクを乗り換えるお金が無くても、今のバイクは直ぐに売る
バイクの乗り換えを考えるなら、新しいバイクの購入費が貯まっていなくても、今のバイクは直ぐに売るのが正解です。
先ずは売却の予想額を見てみましょう。よほどの希少車でない限り、月日が経過するごとにバイクの買取価格はこのように下がっていきます。
これではいくら貯金しても、今のバイクが売れる額が下がるのですから、貯金は今のバイクの値段が下がった分を穴埋めしているにすぎなくなってしまいます。
乗り換えたいならバイクを早く売らないと余計な費用が利益を圧迫する
売却額が減ることに加えて、今のバイクにかかる維持費も見逃せません。
通常の維持費だけではなく、修理費用が突発的にかかる可能性もあります。
どのような不具合が起きても、お金を掛ければ良い状態が維持できますが、それによってバイクの売却価格が当初の見込み額を上回ることはありません。
つまりバイクを売るのをためらうと、次の図のような状態になるのです。
バイクの乗り換えの為に月5万円貯めてみる
次に視点を貯蓄に向けてみます。
例えば、50万円貯めるために月5万円貯金するとしましょう。
その計画を図にするとこのようになります。
10か月後には、50万円が貯まり、そこに今のバイクを売ったお金を足して、新しいバイクを買うというパターンです。
ですが現実はそう甘くはありません。
実際にはこのようになります。
本当なら10ヶ月で50万貯まるはずが、途中で今のバイクの修理費や維持費が発生することで、急なお金が必要になるのです。
このグラフでは、3ヶ月に1回、2万円の修理・維持費がかかったと仮定しています。それだけで、50万円貯まるまでに2か月長くかかってしまいました。
更に忘れてはならないのは、この1年の間に、今のバイクの価値が下がっていることです。
当然、売却価格は安くなります。
バイクの乗り換えなら、売却益の有効活用を考える
先ほどのグラフの青い部分(整備・修理費)は明らかに無駄な投資です。
本人にとっては、バイクの価値を保つつもりで払っている費用なのですが、実際にはバイクを売った時の利益を圧縮したり、お金が貯まるのを邪魔しているに過ぎないからです。
ではどうすれば良いのか。
私ならば新しいバイクを買うお金が用意できていなくても、今のバイクを直ぐに売却します。そして、その利益を新しいバイクの購入費とレンタルバイクを借りる費用に振り替えます。
このようなお金の流れを作るのです。
このようにすれば、余計な出費を無くすことが出来ます。しかもバイクに乗り続けられるのです。
因みに新しいバイクを買うためのお金を貯めてから古いバイクを売ると、このようなことになります。
これでは何のために古いバイクに乗り続けるのか、全く分かりません。
時期を待つことには何のメリットもないのです。
レンタルをしてでも、バイクを直ぐに売った方が良い理由
新しいバイクの購入資金が無いのに、バイクを売ってしまうのは気が引けると思います。
ですが、資金が無くてもバイクを売ってしまい、資金が貯まるまではレンタルで過ごすことで、次のようなメリットが得られます。
- 今のバイクを早期に売ることで、少しでも高い売却益が得られ、買い替えに使える額が増える
- 古いバイクを手放すことで、突発的な費用の発生が無くなり、貯蓄が計画通り増える
- 貯蓄が計画通り増えない場合は、レンタルの頻度を減らすことで改善策が取れる
- レンタルにより様々なバイクに乗れるので、次に買うバイクを選ぶのに役立つ
如何でしょうか。中古車両の売却価格は1日毎に下がっていきます。更に故障などが起こるリスクは1日毎に増えるのです。
乗り換えを考えるなら、直ちに売却手続きを取りましょう。